クリニックの選び方

  チェックポイント1   医師の技術力

若返りの治療には注射で注入するものから、切開をする手術まで様々です。フェイスリフトなどの切開手術の場合には、腕の良いドクターに執刀してもらいたいと誰もが思うでしょう。しかし、注射で手軽に出来るものはどうでしょう？注射なら誰がやっても同じでしょ？と考えてはいませんか？そんなことはありません。

美容に関する治療は注射から手術まで、医師免許さえあれば可能なのです。これまで何科を専門にしていても問題ありません。若返りの治療を行っているクリニックの医師は大抵、形成外科や皮膚科などで診療の経験があり、その後美容外科などで経験を積んで診療に当たっています。しかし、ほとんど美容の経験がないまま、美容医療をはじめているということも少なくありません。また、アルバイトの医師が執刀するというケースもあります。

ボトックスやヒアルロン酸などはただ注射すればいいという訳ではありません。美容において熟練した医師であれば、一人一人の悩みや症状に合わせて、薬剤の種類や量、注入する場所を見極めているのです。注入する皮膚の層も浅い場所や深い場所などがあり、適切な場所に注入しないと凸凹になってしまうなどトラブルが起こります。

若返りたい、キレイになりたいと思って治療を受けたのに、失敗して治療後に悩まされるなんて本末転倒ですよね。そんなトラブルにならない様に、しっかりとした経験と技術力のある頼れる医師を選びましょう。大抵のクリニックはホームページに医師の経歴や実績が掲載されているものです。また、問い合わせやカウンセリングの際に執刀はどの先生になるのかを必ず確認しましょう。

  チェックポイント2   誠実な対応

治療メニューページで詳しくご説明していますが、ヒアルロン酸やボトックスには種類があります。日本国内で承認されているもの、また、アメリカで承認されているものなどさまざまですが、メールや電話での問い合わせ、またはカウンセリングで質問した際にきちんとした回答をしてくれるかが重要です。美容医療が受けられる方が増えてきましたが、それに伴い、トラブル件数も増加しています。治療の内容や費用などに納得できれば良いですが、「ちょっと対応が良くないな」「答えが曖昧だな」など少しでも不安や疑問を感じたら、一度冷静になって考えましょう。

無理に治療を勧めてくるクリニックにも注意です。患者さんの悩みを親身に聞いてくれるクリニックは治療の契約を勧める前に、何か不安なことはないかなどの配慮をしてくれるはずです。

そして、ダウンタイムの確認もしましょう。ダウンタイムの可能性がゼロの治療はありません。しわやたるみを改善する若返り治療で手軽に出来る注入法でも赤みや腫れ、内出血などのダウンタイムはあります。翌日メイクで隠せる程度であれば良いですが、大切なイベント前日に少しでもしわをなくしたくて治療を受けたらメイクでカバーできないくらい内出血が出てしまったという話は少なくありません。きちんとした対応をしてくれるクリニックであれば、医師や看護師はもちろん、カウンセラー、受付などどのスタッフに聞いても、ダウンタイムは説明してくれます。イベントを控えている時は、その日時を必ず伝えましょう。ダウンタイムを考慮して治療計画を立ててくれます。

  チェックポイント3   治療メニュー

美容クリニック、美容皮膚科、美容外科と美容医療を提供しているクリニックであればどんな悩みにも対応できるという訳ではありません。例えば、しわやたるみを改善して10歳若返りたいという方が、注入法しか行っていないクリニックへ行っても注射だけで10歳若返りは難しいでしょう。

現在はどこのクリニックもホームページがあり、治療メニューの解説ページがあるので気になるクリニックがあった場合は、自分の悩みを解消できるのかまず見てみましょう。ホームページの内容だけでは分からないという方は、電話やメールで問い合わせましょう。最近は多くのクリニックが電話にもメールにも対応しています。どんな悩みか詳しく伝えることでクリニックからはより詳しい返答がきます。このやり取りで、チェックポイント2の誠実な対応が分かるかもしれません。